早稲田大学在学中に撮影会デビューし、長身と美脚を武器に活躍するグラビアアイドルの波崎天結(はざきあゆ)さん(24)。幼少期から勉強に勤しみ、中学はオール5、高校の偏差値は68という才媛だが、一方で、大学入学時には一時学校に行けなくなるほど精神的に追い込まれた。彼女を追い込んだのは「家庭環境」だった。(全2回の1回目/2回目に続く)
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教育熱心な母親の影響で勉学に勤しんだ中・高時代
――波崎さんの生い立ちからお聞きしたいんですが、幼少期からご両親が厳しかったそうですね。
波崎天結さん(以下、波崎) 父は、不機嫌なときは怖かったです。母はその父を怒らせないようにしていたと思います。私には姉と妹がいますが、2人は言いたいことをガツンというタイプで、逆に私は静かに黙っているタイプでした。
それもあってか、母は私に特に厳しくて、のちに母からは「一番言いやすかったからぶつけてしまっていた、ごめん」と言われました。
――お母さんは教育熱心だった。
波崎 そうですね。母からは、姉妹で上下関係が生まれないように「お姉ちゃん」ではなく「●●ちゃん」と名前で呼ぶよう教えられてました。とはいえ、実際には上下関係ができちゃってましたけどね(笑)。
幼稚園の頃から学研に通い、ずっと勉強を続けてきました。中学受験にも挑戦しましたが、残念ながらうまくいかず、公立の中学校に進んだんです。当時、母は私以上にその結果を悔しがっていて、毎日泣いていました。それを見るのは私にとって本当に辛くて「私のせいで母を悲しませてしまった」と自分を責めることもあって。
そういうこともあったので、中学校では私なりに勉強を頑張って、成績はオール5をキープしたんです。高校受験では失敗が怖かったこともあり、推薦での進学を選びました。少し臆病だったかもしれないけれど、母もすごく喜んでくれて、私自身も安心感でいっぱいでしたね。